1 ゆるぎなき御代の姿 うつすてふ東京湾頭
波よする築地の岸に 聳えたつわれ等が母校
星うつり人はかわれど 古りし庭昔をかたり
五十年光栄えある歴史 とこしえに我らを照らす
あゝ懐かしき我らが母校 母校の光栄は我らが誇
この誇すてず進みゆくこそ 我らがになふ永遠の使命ぞ
海軍経理学校築地校
片岡覚太郎 作詞 坂西久治作曲
2 身をきたふ筑波のあした 見はるかす関東平野
うちつヾく黄金の波は かぎりなき国の栄ぞ
ボート漕ぐ隅田の夕 影うつす芙蓉の高嶺
萬古消えぬ深雪の色は 汚れなき国の姿ぞ
あゝ麗はしき大和島根や 祖国と呼ぶは我らが誇
国を護りて身をすてむこそ 男の子の光栄ぞ我等が譽
3 仇はらふ銃の後に 人知れず心を砕き
身をこがす給養経理 戦の鍵をぞにぎる
君まもる務は重し 三年の訓練かしこし
いざ起たむ君のおん楯 仕へなむ男の子の幸と
雄志は既にとく定りつ 今はた何をかへり見るべき
五條の聖訓かしこみまつり 効せ盡忠報国のまこと